離婚して子連れでアメリカいきました。
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アメリカ生まれなんです

国籍 ~生地主義と系統主義~

サブタイトルにもあるように、私はシングルマザーになってから子連れ海外移住をしました。
これを実現できた大きな理由は、わたしがアメリカ生まれであるということでしょう。
生地主義国であるアメリカでは、アメリカでうまれたものは「アメリカ市民(国民)/Citizen」となります。
たとえ両親が生粋の日本人でも。

私もアメリカうまれです。が、完全に日本育ちです。幼児期に日本に渡り、幼稚園に入るまでは家庭内でも英語をよく使っていたらしいですがいつのまにか日本語100%になりました。
(日本の幼稚園・小学校に入ったからですね、はい。)

ですので、中身は完全に日本人です。よく「日本人より日本人っぽい。。」といわれます。
中身は・・と限定しているのは、国籍はアメリカのみだからです。私は重国籍ではありません。
理由は父親がアメリカ人だから。私がうまれたのは1985年より前。この頃は「父親が日本人」でないと日本国籍が取得できなかったんだそうだ。いわゆる「父系血統主義」というやつです。現在は両親のどちらかが日本人(日本国籍)であれば子も日本籍を取得できます。これが「父母両系血統主義」です。


なんだ、じゃぁ移住は簡単だったんじゃん、って言わないで~
出生地主義であるアメリカの場合、アメリカ国外でうまれた自分の子に自動的に国籍をあげることができません。
条件があるんです。それが「父母のいずれかがアメリカに5年(内3年は14歳以降)居住していたこと」というもの。
私、幼児期に日本にきてから20年以上、、ずーっと日本におりましたです。だから日本うまれの我が子は日本籍のみ。
我が子を連れてアメリカにいくには移民ビザが必要になるんです。
実はここにちょっとしたカラクリが。


こんな法律がアメリカにあります

Public Law 106-395
the "Child Citizenship Act of 2000"

これはクリントン元大統領(ヒラリーさんの夫ね)がサインした比較的新しい法案。
ざっくりいっちゃうと、「アメリカ人(市民)の子はアメリカ人(市民)であるべきだ!ただしアメリカに住むならね。というもの。我が家に適応されたのがこれ。

外国育ちのアメリカ人がアメリカ以外の国で産んだ移民ビザをもってる子をつれてアメリカにに入国したら、その時点で子は自動的にアメリカ市民にしちゃいます、ってもの。 これにより、我が子たちは「自動的に」アメリカ国籍を取得しちゃいました。
(自己の意思で取得する場合は「帰化」といい、元の国籍である日本籍は喪失します)

この移民ビザの取得までは大変だったんだけどね。お金もかかってるしね。
(申請料から健康診断などの諸手続費用を含めて、総額1人あたり約15万円)


移民ビザ 請願から取得までの流れ

我が家のケースでは『IR/2: 家族ベースでの移民ビザ-米国市民の子(21歳未満)』というカテゴリになります。
在日米国大使館(東京にあるアメリカ大使館)で説明されたのは、このビザは「最優先枠」であり「ビザ発給数に制限がない」ものだそうです。

我が家の場合におけるおおまかな流れは以下の通りです。 ※2008年(平成20年)当時

(1) アメリカに対し我が子たちの出生届けを行う(アメリカ大使館にて)
  ※条件を満たさないため却下通知が後日きます

(2) 市民である者(=私)がI-130の請願を米国政府に行う
  ※日本で手続きする場合は日本に6ヶ月以前より在住していること
  $355/人

(3) 請願が認められれば、移民希望者(=我が子)が移民申請を行う
  ※当然私が代理で行いますが、面接には子が必ずくること
  $400/人

(4) 申請が認められれば、ビザを持って渡米する
  ※パスポートにビザスタンプが貼られます
   ビザ発給後6ヶ月以内に渡米すること

(5) 渡米後、アメリカのパスポート申請を行う
  $120/人

(5) パスポート受取後、SSNの申請を行う
  ※パスポートがアメリカ市民の証拠となるため

上記手順中、(2)~(3)までにIRSのTaxReturnをしたり、子ども達の健康診断を行います。 (1)の手続きはとても無意味に思えますが、「市民の子」であるのに、なぜ移民ビザを必要とするのか、の説明になるようです。
移民者が子どもなので警察の無犯罪証明などは不要。
同様に、I-864という収入/資産証明(扶養宣誓供述書)の手続きが免除されます。

I-864は、国際結婚なんかで移民ビザをとるときなんかは必要で、その場合ですと2人家族(=夫婦のみ)の場合、年収の最低ラインが$18,387(約150万円)となります。この金額を少なくとも3年は満たしていないと審査通過は厳しいと巷では言われています。もし仮にこの金額を満たしていなかった場合は、だれかに保証人になってもらうか、貯金などの資産で証明します。資産証明の場合は年収ラインの5倍の数字、2人家族の場合ですと$91,935(約750万円)の残高証明が必要になります。尚、保証人も年収のラインを満たす必要があります。

ちなみに健康診断は指定病院でうけたものしか認められません。予防接種は予めかかりつけ医でうけておくことはできます。
これまた子どものためレントゲンなどはなく足りない予防接種をうけた程度でした。費用は1人あたり2~3万円でした。

では、親が生粋の日本人の場合どうするか?
その場合は雇用ベースや抽選による移民ビザを取得するか、非移民ビザを利用して転職もしくは留学する人が多いようです。


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